〜土壌改良の巻〜きれいな芝生の庭を作りたい①【DIYの実例】

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きれいな芝生の庭を作りたい〜土壌改良編〜 芝生
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我が家の裏庭にDIYで芝生を張りました。

芝張りのために土壌改良も行いましたので、この記事では芝生のための土壌改良方法について、僕の実践記録を中心に書きたいと思います。

妻がまだうちの長男を妊娠していた頃ですが、うちの裏庭に芝生を生やして、子供を遊ばせられたら良いねという話になり、芝生を張ることにしました。

費用面を考えたのもありますが、色々調べるうちに、自分で芝生を張ってみたくなり、「DIY芝張り」に挑戦しました。これはその記録です。

芝生DIY作業の概要を知りたい方は、こちらのページにまとめ記事を書きましたので、合わせてご覧下さい。

芝生に適した生育環境

まず、うちの裏庭が芝生に適した環境なのかどうかを知りたくて、色々とネット検索をしました。

その結果、芝生が元気に育ってくれるためには、

  • 十分な日照時間(最低5時間程度)
  • 良好な風通し
  • 水はけの良い土

この3つが最も大切だということがわかりました。

これらについては芝生生活さんにわかりやすくまとめられているので、こちらも参考にして下さい。

日照時間(最低5時間)

まず日照時間については、正直なところ、対策のしようがありません(汗)

うちの裏庭は、午前中は我が家の家屋(戸建)に日光を遮られて日陰です。

正午ごろにやっと日が当たるようになってきますが、夕方になると今度はお隣さんの家屋の影に入り始めます。

日が当たるのは、夏の日が長い時間で5時間あるかどうか…。

ぎりぎりオーケーといったところでしょうか。

芝生の強さに期待ということで(笑)

良好な風通し

うちの裏庭は塀に囲まれているわけでもないですし、風通しはそんなに悪くないんじゃないかなと思います。

これもあまり対策のしようがなく、変に大きなものを置いたりしないようにすることぐらいしかできません。

とりあえず、良いことにしました。

水はけの良い土壌

我が家の裏庭の場合、水はけが一番問題になりそうでした。

芝生に適した土壌は、砂に近い土(砂壌土と呼ぶそうです)で、水を撒くとサーっと水が染み込んで行く感じ、などと書かれたりしています。

少なくともうちの裏庭については、水をホースでまいてみると簡単に水たまりができて、決して水はけが良いとは言えませんでした。

このため、土壌改良にかなりの労力を使うことになります…。

土壌改良

行った土壌改良の目標は、当然「水はけの改善」です。

具体的な手順を簡単に書くと、

  • 庭の土を20cmほど掘り返す
  • 土壌改良材を混ぜる
  • 最後に土の表面に芝用目土を敷く

ということをやりました。

庭の土を20cmほど掘り返す

土を柔らかくするためと、小石や木の根などの固い異物を取り除くために裏庭の土を20cmほど掘り返しました。

この作業を僕はスコップでやったのですが、正直これは間違いだったかもしれません。

土が固く、なかなか掘れないので、かなりしんどい作業でした。

当初、30cmくらいを目標にと思っていたのですが、とてもそんな深さまで掘れたものではありません。

何とか20cm掘るのが限界でした…。

畑作業に使う”くわ”や”すき”も使った方が楽だったと思います。

スコップだと、地面に刺さらないので、本当に少しずつしか進みません。

また、この作業でわかったのは、小石だけでなく、普通の石やコンクリート片(大きいとサッカーボールくらいの大きさ)も案外埋まっていることでした。

こういう固い異物は根の成長を邪魔するので、全て取り除きました。

次の写真は、全体を掘り起こし終えた頃の写真です。

庭の掘り起こし完了の頃

掘り返した裏庭の広さは約2坪(7平方メートルほど)です。

小さな庭です。

作業に使ったスコップも写っていますね。

あと、長靴を履いて作業していました。

土が粘土質だからか、雨が降ったりすると、かなりぬかるみになるので、長靴でないと作業できません。

この後、ぬかるみ防止のために、掘り返した部分の底に川砂を敷いて作業をしました(次の写真)。

川砂を敷いてぬかるみ防止

写真の左下に、粒子の細かいサラサラっぽく見える土が写っていますが、実は掘り返した土をふるいにかけて、土の塊も取り除いていました。

ただ、この作業もかなり時間を使うので、途中からやむなく、スコップで塊を崩す方式に切り替えました。

ふるいにかけてサラサラの土にする作業は全体の3分の1もできたかなぁといったところです。

ふるいにかけた土は土のう袋に入れて、別の場所に保管していました。

あとで土壌改良剤と混ぜて粒子の細かい土を作り、これを上の方の層にしたかったからです。

土壌改良材を混ぜる

この後、スコップで塊を崩した土と土壌改良剤を混ぜながら、土を敷き詰めて行きました。

土壌改良剤として使ったのは

です。

土壌改良剤の性質(と費用)については、こちらの記事にまとめました。

半分程度の深さまで土で埋めたら、ふるいにかけて取り分けておいた土と、上の土壌改良剤を混ぜて、さらに敷いて行きました。

次は土壌改良剤をバラまいた状態の写真です。

土壌改良剤をバラまいたところ

白く見えるのがパーライト、黒く見えるのがバーク堆肥かくん炭です。

川砂は先に混ぜてある状態なので、写真ではわかりませんね。

実はこの時期(2018年の9月中旬)、毎週末のように雨になっていて、雨の中作業をしていました。

そのせいで、かなりぬかるんでしまっています。

さらに作業を進めて、ほぼ土を埋め終わった状態です(次の写真)。

土の埋め終わり

かなりぬかるんでいます。

この作業の目標は水はけの改善です。

大丈夫なのか、正直自信はありませんでした…。

(結果的に、芝生は綺麗に根付きましたし、多少の改善効果はあったのかなと思います。)

最後に土の表面に芝用目土を敷く

この後、芝生を張る直前に、芝生用目土(市販品)を敷き詰めました。

芝生用床土を敷いた

目土の厚さはせいぜい1cmくらいです。

メーカーさんの説明書きによれば、本当はもっと厚く敷いた方が良いのですが、かなりケチりました(笑)

目土を敷いた後、写真の下に写っている板の上から地面を踏んで、土を踏み固め、平らになるように整地しました。

平らにするのが案外難しいですが、板で表面をならしたり、目土を足したり、踏み固めたりして、丁寧に平らにしていきます。

レーキ等を使った方が良かったかもしれませんが、そんなもの持っていないので、これもケチっています(笑)

整地した後、全体に散水をすると良いです。

散水をすることで、目土が締まって安定な土壌になります。

雨が少なくて改良した土壌全体が乾いている状態であれば、たっぷりと散水した方が良いと思います。

が、僕の場合、雨が多い時期でむしろぬかるみに近い状態になっていたので、目土が湿る程度に軽く水をまきました。

まとめ

このような感じで、青いきれいな芝生の庭を夢見て、水はけの改善を目的に土壌改良を施しました。

正直、なかなかの重労働でした。

もしかしたら表面の土を少し削って、芝生用床土を敷くだけでも大丈夫だったのかもしれませんが、芝生を張った後でやっぱり土壌改良が必要だった…となるともっと大変なことになると思うので、頑張って良かったかなと思っています。

次回、実際に芝を張った様子をお伝えしたいと思います。

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