僕は2018年秋に土壌改良から始めて芝生をDIYで張り、今年で3シーズン目に入ろうとしています。
芝生の施工(土壌改良・芝張り)やメンテナンスについて、これまで僕の経験を元にブログ記事にしてきましたので、今回はその概要をまとめたいと思います。
これからDIYで芝生を張ろうと思っている方にとって、芝生DIYの全体像を知るのに役立つと思います。芝生を張るなら、今(5月ごろ)が良いですよ〜
芝生の施工DIY
芝生に適した生育環境を作るため、土壌改良
適切な生育環境
芝生に適した生育環境の条件は主に3つで、
- 十分な日照時間(最低5時間程度)
- 良好な風通し
- 水はけの良い土地
出来るだけこれらの条件を満たした場所を探して施工できると良いですが、合わない部分がある場合には、可能な限り改善策を考えた方が良いでしょう(難しい場合は、強行突破もありかもしれませんが、芝生がどれくらい綺麗に成長してくれるかは天のにぞ知る…)。
対策としては、日照時間が足りなければ、日差しを遮るものをどかす。風通しが悪ければ、遮る塀などを撤去するなど…でしょうか。
僕の場合は、水はけが心配だったので、土壌改良を施すことにしました。
土壌改良
土壌改良の目的は、水はけの改善です。僕もこの目的のために行いました。
行う作業としては主に次の3点。
- 庭の土を20cmほど掘り返す
- 土壌改良剤を混ぜる
- 土の表面に芝用目土を敷く
最初の掘り返し作業がえらく大変でした。僕の場合、スコップ1本だったので、道具の問題もあったのですが…。10cm掘り返すぐらいでも大丈夫なのかもしれません。
芝生に適した環境と土壌改良について(土壌改良中心ですが)、実例を交えて次の記事に載せています。
芝張りの時期、芝生の品種、芝生の張り方
芝張りの時期
芝張りの時期は、春から初夏(3月~6月ごろ)がオススメですが、秋(9月~10月)でも可能です。
僕は芝張りを決断したのが遅かったので、秋張りにせざるを得ませんでした(まあ、次の春を待っても良かったのですが、早くやりたいじゃないですか)。
芝生の品種
芝生の品種には、日本の気候に適した日本芝(野芝、高麗芝、姫高麗など)や、冬も緑を楽しめる西洋芝などがあります。詳しくは、芝生生活さんに譲ります。
僕は、メンテナンス(芝刈りなど)頻度が低くて、見た目にも美しいというふれ込みだったTM9(高麗芝の亜種)を使うことにしました。
芝生の張り方
芝生の張り方には主に次のような方法があります。
- ベタ張り
- 目地張り
- 市松張り
- すじ張り
僕は仕上がりが早いベタ張りにしました(早い代わりに、芝生シートがたくさん必要です)。
これらの芝生の時期や品種、張り方については、僕の実例も挙げつつ、こちらで詳しく紹介してます。
芝生施工DIYの材料・道具やその費用について
芝生作業をDIYで行った時にどのような材料や道具を購入して、実際、どのくらいの費用がかかったかについては、こちらのページにまとめました。ご参考までにどうぞ。
芝生のメンテナンスDIY
春:穂刈り(品種がTM9の場合)
僕が選んだ品種のTM9は、春に穂がたくさん出ます。
ちょっと見た目が悪くなりますし、それ以外のデメリットもありますので、芝刈りの時に一緒に刈りとってしまいましょうという話をこちらに書きました。
春・夏・秋:芝刈り(品種がTM9の場合)
TM9は芝丈(高さ)が低いので、芝刈り頻度は低くて大丈夫!という品種です。一番少なくて春と秋の2回、芝刈りを行えば景観も保てるそうです。
僕が手入れをしたいタイプという影響もありますが、体感としては3〜4週間に1回くらい、20〜30mmの高さに刈り込むと、綺麗になるなあという印象です。
個人的見解ですが、やっぱり芝が長くなってくると「もっさり感」が出ます。
芝刈りの実例については、こちらの記事をご参照下さい。
春・夏・秋:サッチング(芝の枯葉掃除)
サッチングというのは、芝の枯葉掃除のことです。
たまに気が向いた時にやればだいたい大丈夫だと思いますが、案外びっくりするくらいの量の枯れ草が取れます。こちらの記事をご覧下さい。
冬:芝の冬枯れ
日本芝は、冬になると休眠期に入り、枯れたような見た目になります。でも、「休眠期」なだけなので、春になればまた緑の芽を出します。
心配せずに、たまに雑草取りをしながら、春を待ちましょうという話です。
まとめ
芝生の施工を行う際には、「日照時間が十分で、風通しが良く、水はけが良い」場所を選んで、必要に応じてこれらを改善する作業を行って下さい。
芝張りは、できたら梅雨前に終わらせれば、水やりの手間も軽減できますし、芝の成長が旺盛な時期なので根張りの心配なども少なくなります。
またメンテナンスは定期的な芝刈りを基本として、たまに雑草取りやサッチングをしていけば綺麗な景観を維持できると思います。
実は、数年に1回行った方が良いエアレーションという作業もあるのですが(芝生の地面に小さな穴をたくさん開けて、土壌に空気を入れる作業)、まだ行っていないので、実際に行ったらまた記事にしていきたいと思います。
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