〜春の穂刈り・TM9の場合〜きれいな芝生の庭を作りたい⑦【DIYの実例】

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芝生
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高麗芝の改良品種TM9は、春になると「穂」を出すという性質があります。

この穂を刈り取る「穂刈り」は、芝生シーズンの最初にやらなければならない作業のひとつです。

TM9の穂(芝の穂)とは?

芝はイネ科の植物なので、穂をつけることがあります。つまり、芝の穂は稲の穂と同じで、花や種です。

穂が出てくるのはTM9に限ったことではなく、本来、芝で一般に見られる現象です。ただ、TM9以外の一般的な芝(高麗芝など)の場合、定期的に芝刈りをしてメンテナンスを行なっていれば、穂が出る前に刈り取られてしまうので、実際には穂を見かけることは珍しいようです。

一方でTM9の場合、春先に芝の新芽が出揃う前に穂が出始めます。しかも大量に(汗)

穂はちょっと黒っぽい色をしているので芝生がくすんだ色になって、見た目があまり良くありません。

TM9の見た目はこんな感じです(昨年5月6日に撮影)↓

TM9の穂

この頃芝の草丈(高さ)は2センチから3センチに満たないくらいですが、穂はそれよりも高く、3センチを超えるものもチラホラといますね。

黒っぽい色でけっこう目立つのがわかるでしょうか?

なぜTM9の穂刈りが必要なのか?

上に書いたように、穂は芝の種なので、放っておくと種が落ちて、その種から出芽してくる可能性があります。

TM9は品種として安定してないようで、種から出芽した場合、先祖返りして伸びるのが早い(草丈が高い)株が出てくることがあるそうです。

ですので、種が落ちる前に刈り取って、成長が早い株の出現を防止してやった方が良いことになります。

このことは、芝生を買った時に添付されていた説明書に書いてありました(説明書を捨ててしまったので、どこかで良い資料を見つけたら更新しようと思います)。

また、穂が黒いので、芝生の見た目が悪くなります。景観維持のためにも、穂刈りは行ったほうが良いでしょう。

TM9の穂刈りを行う時期

穂が出揃って、種が落ちる前の時期に穂刈りを行います。

具体的には5月頃です。

TM9の穂刈りの方法

穂刈りの方法は、芝刈りと同じです。というか、芝刈りを行う時に穂も一緒に刈り取ってしまうことになります。

上の写真を撮った後、芝刈り兼ねて穂刈りを行いました。

穂の高さが3センチ前後くらいですので、芝刈り機の刈り高を2センチに設定して、穂刈りをしました。

芝刈り機の刈り高設定

穂刈り後にはこんな感じになりました↓

穂刈り後の写真

最初の写真と比べて穂の大部分はなくなったように見えます。

ですが、実はよく見ると刈り残しも案外たくさんあります。

刈り高をもう少し低くしても良かったのかもしれませんね(1.5センチとか)。芝刈り機によっては2センチより低い設定はできないかもしれませんが。

3月終わり〜4月頃の芝の新芽が出始めた頃に刈り込みを入れている場合には(そうすることで緑化が早まります)、軸刈りも起きにくくなるので、短く刈り込むのも簡単になると思います。

まとめ

TM9は春になると穂がたくさん出ます。

穂刈りをせずに放っておくと、TM9が先祖返りして成長の早い芝が出てきてしまうかもしれません。

5月頃、穂が出揃った時期に芝と一緒に刈り取ってしまいましょう。

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